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     巻機山 割引沢〜三クラ沢
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 » 巻機山 割引沢〜三クラ沢 ゲスト 2011-11-7 17:44
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投稿者 スレッド
ゲスト
投稿日時: 2011-11-7 17:44
巻機山 割引沢〜三クラ沢
巻機山 割引沢〜三クラ沢
〜てんこ盛り山菜料理と銘酒八海山を楽しむ山旅〜


期間   9/16夜発9/18まで
メンバー L大谷、栗田、水村、荻原、堀、大島、大橋
記録   メンバー皆で作成
タイム  9/16 20:30相模大野発 雲天のお庭1:00着。
     9/17 起床5:30、お庭発6:00→、巻機山駐車場6:20発→割引沢出合10:30
     →ヌクビ沢出合11:15→行者の滝11:45→ニセ巻機山12:20着12:50発→
      巻機山駐車場16:00着→雲天のお庭16:25着
     9/18 雲天のお庭8:50発→相模大野駅14:00着。

9/16 予定通り水村号と大谷号、20:30相模大野を出発。三連休で関越道は乗用車が賑やかに走っている。私は昨年、参加できなかったが今年は参加できてうれしい!今年は雲天のお庭で仮眠すると言う。昨年、巻機山駐車場は次から次と車が来て眠れなかったそうだ。そこで大谷さんが雲天のおばちゃんにお願いしたところOK!塩沢石打ICを出てお庭へと向かう。庭の芝生の上にテントを張り入山祝いをして1:40眠る。
入山祝いはカンビールとみんなの持ちよりのおつまみ、明日の沢行に期待が高まる。
楽しい沢行になりますように!(大橋)

 隣の男子テントからはしばし会話の後豪快ないびきが聞こえてくるもやがてそれも止み深いねむりについたようだ。 暗くてテント設営のときは気がつかなかったが、ふかふか芝生のうえにテントを張らせてもらったおかげで快適な睡眠がとることができた。
 翌朝の天気は良好、桜坂駐車場にむけ出発する。駐車場はキチンと整備されていたぶんしっかり駐車料金を徴収されたがシーズン中はかなり需要がありそうだ。
 沢支度   
をしてしばらくはピークハントにきたような山道を歩く。やがて最初の分岐をへてさらにさらにすすむとヌクビ沢と割引沢の出合ポイントにつく。沢はリーダーの指示でヌクビ方向にかえて明るい沢筋をたどる。木々がうっそうとしていないためか、明るく周りの景色が綺麗だ。沢は濡れる気持ちが強いのでどうしても記録が取りづらく、かといって頭に叩き込むのがこれまた至難の技である。山行中になんべんも話題になったように、アルツの力がだんだん強くなってきているせいか困ったものである。(堀)

 登川水系を遡行するのは、昨年10月2日・3日で米子沢を遡行して以来2回目。米子沢・割引沢・ヌクビ沢どれも、巻機山の山域に源を発しており、その流れる水は岩盤を洗いナメ床を滑り、いくつもの美しい滝を形成している。行者の滝もそのひとつで、

とても美しい。ヌクビ沢出合からミツクラ沢入り口までは、斜度もそれなりにあるが赤いペンキの矢印もあり、3点支持を守って遡行すれば、まずは安全。相模のメンバーは、天狗岩を見ながら元気良く、どんどん高度をかせぐ。そろそろ休みたいと思ったところが、ミツクラ沢入り口である。ここでお楽しみの昼食タイムに。(大島)



割引沢入り口は二俣に別れていて迷う、
大谷さんが左側を見に行ってくれたが、岩に大きなバツ印があったとのことで右側の三クラ沢に進んだ。この沢はナメもきれいで、途中振り返る景色は素晴らしかった。水量はさほど多くないが、ところどころお助けロープを出してもらいグングン高度を稼ぐ。だが、なかなか尾根が見えない。充分沢登りを楽しみ、やがて水が無くなると、この沢の核心の詰めザレ、ガレの急登で落石が怖い。更に登ると草つき、根元を掴みながら登るが根こそぎ抜けズルズル滑る、悲鳴・・・・笹が出始めようやく手がかりができたがシャクナゲに憚られ、なかなか進まない。腕は傷だらけになり半袖で来たこと、また手袋を忘れたこと、沢用のバイルを持たずに来たことを後悔する。(荻原)

ガレの終わりあたりで1本とった後、久しぶりの藪漕ぎでしかも足元は滑りやすい。念のために持ってきた沢バイルは車に置きっぱなしで持ってくれば良かったと後悔。ここで手元の草つきが抜けたら、「さようなら〜」になるようなところで私も腰が引けてしまう。大谷さんほか先頭4人は、はるか先で見えなくなり、栗田さんは荻原さんのフォローで手子摺る。最後は私でしたが、荻原さん足元滑らせ、「落ちる」だったか「立てない」だったか忘れたが、叫んでいる。途中先頭4人とはぐれてしまうが、栗田さんのルーファイで何とか先頭と合流。
合流したところから、大谷さんが私を先頭のほうに呼び出し藪漕ぎ隊を命ぜられるが、ほとんどが、大谷さんが先頭で、私が藪を掻き分け後続を進め易くさせる役目であった。まるでラッセルをしているかの如くであった。稜線が見えてきたあたりで、大谷さんが私を先頭にさせて、藪を抜けたあたりで待機するように言われる。
私を先頭にさせたあたりで、大谷さんが後続に激を飛ばす。待つこと数分でしたが、風が冷たく寒く雨具を着込む、続いて雨も降りだしたので傘をさして皆を待つ。漸く皆が見えてきたときは雨も上がってくれた。
 稜線を少し歩いたところにピークがあり、ここが割引(われめき)岳かと思ったらそこがニセ巻機山であった。 どこの二股で三クラ沢に入ったかを地形図を見て検証する。途中からペンキマークが消えていたのだから恐らく1210m付近の二股で左俣の方があっていたのだろうと思ったが、×印があったので右股に入って行ったのだろうと、推測する。
(水村)

ヤブ漕ぎをして稜線に飛び出したところが、ちょうどニセ巻機山頂近くであった。私には初めての山域でたおやかな山容が気に入った。残雪期に再び訪れてみたいものだ。山頂で休憩時、通過するパーティに声をかけたところ大阪から来たという。知合いのYさんが代表をつとめる遡行同人「渓遊会」の方たちとのことであった。
 下山道からは、割引沢と米子沢が眺められた。途中若者パーティに追い越された。米子沢を遡行したとのことだったので、状況を聞いたところ、そんなに荒れていなかったという。「岳人」10月号の記事と異なる話だったので確かめてみる必要があろう。
O橋さん、Hさん、O原さんらはとまらないおしゃべりでゆっくり歩いていた。登山口近くで瞬間大降りに見舞われた。揃ってお楽しみの民宿「雲天」に向かった。(栗田)
 
「雲天」はかつて、相模労山が常宿としていたとのこと。お女将さんにも「相模AC」はピンとこないので、ここでは「相模労山」で通している。この宿は、黒い大きな大黒柱や囲炉裏など古き良き時代を今に伝える堂々たる風格がある。
今晩の客は、当パーティほかに1グループだけ。ほぼ貸し切り状態。熱々の風呂に入って沢で濡れた身体を温めた後は、お待ちかね、てんこ盛りフルコース?の山菜料理。とりあえず、今日の沢行の成功と健闘、そしてみんなの健康を祝って乾〜杯〜!ビールが喉にしみる。美味いっ!ビールのお次は名だたる天下の名酒、「八海山」を一升注文した。飲むほどに、今日の沢行やこれからの山行に話しがはずむ。会話は尽きないが、二次会は場所を囲炉裏端へ移し、夜半まで楽しくおしゃべり。K氏とO氏の二名はでっぱったお腹を天井にむけ、とうとう高いびきを始めた。やがて夜も更け2次会を打ち上げ、寝ることに。ここからまたいびき合戦が始まったようだ。寝ていたので、よくはわからないが、夜半に目を覚ました人の話によると「豚を締め殺したようないびき」だったとのこと。早く寝てしまってよかった。。

翌朝、しっかり美味しい朝メシを食って楽しい沢行を打ち上げ、相模へむかった。
来年また、元気にこの巻機山と雲天を訪れることができますように!(大谷)

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