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投稿日時: 2006-11-27 21:20 |
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鋸岳11月24,25,26日 鋸岳は、1月の北岳以来となるソロ(単独)。 難しくはないが、この時期に単独で登るには 多少の「総合力」が。 (以下要点) 1.核心部は、6合目石室から鋸への稜線。 雪が深く(吹き溜まりは胸まである)、 ロープ、テント一式を担いでいたので、 ラッセルに苦闘、無雪期の2倍の4時間を 要した。風も強い。 2.大ギャップの懸垂は、いったん下降すると 登り返しはできない。岩壁が氷結している。 3.石室は、下降往復45分で湧き水がとれた。 4.この時期、他人のトレースをアテにする (マ、おれもついやってしまう、ラクなんで) ようなルーファイでは、失礼ながら(単独で) このルートは登れない。 (雑感) 夏に登攀した北岳バットレス、仙丈岳、そして 遥か遠くアルプス連山も既に雪で真っ白に覆わ れている。今年の雪が早いのは、気のせいか。 はたまた歳のせいか。歳といえば、マタギ、 帰途の夕闇せまる戸台川の河原で、古傷の 左肩腱剥離の痛みに耐えかねて、重いザック を放り出し、天を仰ぎ立ち往生すること一度 ならず。 そして最後は熊との遭遇。両者しばし、無言で 対峙。やがてかれは、静かに冬枯れの森に 帰って行った。あの赤茶色の森で、かれは今日 一日の糧を獲得することができたのだろうか。
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