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大雪山〜トムラウシ〜富良野岳 コースタイム:以下の通り(コメントは省略) なお、当方かなりのスピードで歩いている。例えば2時 間40分の登りは2時間。40分の下りは20分など。 以下のタイムにはPH、写真、 休憩、食事、水確保の時間なども含んでいる。 あくまで参考値としてほしい。 8月26日雨・霧 姿見12:00発〜裏旭14:30着(幕) 8月27日晴(幕)5:45発〜北海岳〜白雲岳〜忠別岳〜避難小屋13:30着 8月28日晴 避難小屋4:10発〜五色岳〜化雲岳〜トムラウシ〜三川台 13:10着(幕) 8月29日晴(幕)4:20発〜コスマヌプリ〜双子池10:30着(幕) 8月30日曇・霧(幕)4:20発〜オプタテシケ山〜美瑛岳〜十勝岳〜 上ホロ避難小屋14:00着 8月31日曇 避難小屋4:20発〜富良野岳〜避難小屋9:10(着) 9月1日曇・霧 避難小屋4:50発〜十勝岳温泉7:20着
(北海道の山)縦走のポイント 1,食料計画:長期山行の場合、疲労がますにつれ食欲が落ちてくる。 これをどうリカバーし軽量化するかが重要。 2.体力:長期の縦走には「体力」が必須。自信がない向きには事前の ボッカなど有効。 一般的に北海道の山は1日あたり10時間行動になることが 多い。ムリせず、PHでせめるという選択肢も。 3.天候の見極め:09年7月トムラウシ〜美瑛でツアーパーティ10人の方 が遭難死した。原因は天候の悪化による低体温症、 疲労凍死。よくいわれるように、北海道の二千メート ルの山は本州の三千級に相当する。 今山行も夜は10℃前後朝は5℃前後だった。長時間に わたり20m位の強風にさらされれば低体温症のリスク が高まる。 4.水場の確保:北海道の山行は夏場は雪渓の水にたよる。雪渓は8月中 旬から涸れてくるので7月初旬〜8月中旬がトップシー ズンとなる。早めに沼などで汲んでおくこと。 生水には要注意。 5.その他:登山靴のソール剥がれ、ガス欠、ヘッドランプ故障、 虫対応、捻挫、下痢、そしてヒグマとの遭遇。 というようなアクシデントが発生した場合に対応できる準備 や技量を身に着けておきたい。 疲労によるエスケープルートの確保も必要だ。 (当方は全て対応可能。ただヒグマ対応については わかりません)。 あと2週間もすれば大雪山には初冠雪があるという。そして短い秋が過ぎればこうした山々も雪に埋もれ、長い冬の季節を迎えるのだろう。好天と幸運により存分に北の大地の山旅を楽しむことが出来たことの 僥倖を、いまかみしめている。
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