ログイン パスワード         
ホ  ー  ム 各 部 か ら の お 知 ら せ 掲 示 板 会 の ス ケ ジ ュ ー ル 山 の ギ ャ ラ リ ー

ゲストメニュー
来訪数(2006/9〜)
今日 12
昨日 211
総数 629417
ログイン!(会員のみ)
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録
トップ
  
     玄倉川のゴルジュ。。
投稿するにはまず登録を

スレッド表示 | 古いものから 前のトピック | 次のトピック | 下へ
投稿者 スレッド
ゲスト
投稿日時: 2009-9-25 0:44
玄倉川のゴルジュ。。
玄倉(くろくら)川の有名なゴルジュ帯を遡行した。昭和33年水力発電の為、築造された玄倉ダムにより水量は当時の面影は無い。51年も前だ。しかし丹沢の黒部と言われた石英閃緑岩の美しい谷はなお一部であるが顕在だ。往時の水量では此処のゴルジュ突破も難儀したであろう。であれば上級の沢であろうと思われる。
現在は丸腰でも渡渉できる・・・水量次第である。上流部の玄倉ダム、さらに上流の熊木ダムの放流には注意が必要である。サイレンの鳴動終了10分後に放流されるとのことだ。
現在、玄倉林道はゲートより境隧道〜青崩隧道〜石崩隧道〜ヘビ小屋隧道〜5号隧道〜6号同角隧道まで崩落の危険があるため全面通行止めである。このため同角沢出合い奥のユーシン渓谷のユーシンロッジは営業中止で再開見込みはまだ不明だ。
  
現在はほとんど人も入らず静かな佇まいである。徘徊してるのは沢屋か釣師ぐらいで有ろうか・・・。
女郎小屋沢の出合いより入渓する。少し歩くと巨岩のおむすび岩が現れる。さらに奥には二段の堰堤が現れ巻きルートは無い、50年も経つとそれなりに風格も出てくるものだね。
  
おむすび岩まで戻り左岸より林道から巻き降りる。ダム上は水流無く広大なゴーロで正面は青崩隧道の出口だ。昔はトンネルの横腹に穴があり覗きが出来たんだ。仏岩と言ったかな?村松さんの丹沢大山絵図には小さく記されてるから間違いないだろう。此処から沢は大きく左に曲がり大石のゴーロ帯に突入する。
  
巨岩の乗越しをルーファイしながら進むと両岸が狭まり廊下状になり巨岩の手前右岸の裂け目から流れ込んでる出合いがモチコシ沢だ。誘い込まれるようにふらふらと樋状の水流に足を踏み入れるとF1モチコシ沢60mの大棚である。見る者を圧倒させる高度と水量が二段に流れ落ちる様は圧巻である。直登する気にもならない。
  
本流に戻り遡行を継続する、沢幅はさらに狭まり廊下状になる。大きく右に蛇行し2mほどのスラブ滝となり本流核心部に突入する。今回防水カメラを持参した。釜に半分沈めて撮ってみた。岩魚の住みかだ。
  
本流核心部のゴルジュだが巻き上がると残置ハーケンのシュリンゲにぶら下がり下降する羽目になる。水量が多ければ泡沫の水流にもてあそばれ突破は困難な状況になるだろうなぁ・・・今の状況では泳げばなんてこと無い。
  
最後の淵にいた!尺物の大岩魚。不用意に踏んだ砂地から淵に飛び込む!不思議だな。水中カメラで様子を探る。こんな処に潜んでるんだね。
  
さてこの大岩を乗越せば正面がアッチ沢出合いで左方が玄倉ダム直下になる。ここで一旦林道に上がりゴルジュ帯の遡行は終了する。
  
石崩隧道はここまで来れば通行出来る。本隊はさらに林道をユーシンロッジを目指し林道を辿るが撮影に時間を費やし同角沢出合いにて遡行終了とした。
  
今回遡行目的は撮影を主体にした。一々三脚を立てブレに細心の注意を払い撮影したため時間がかかったが、本来遡行なら2時間も有ればこのゴルジュ帯は突破出来るだろう。いずれにしてもこの流域は林道の通行止めの為同角沢以降ユーシン側の沢へはアプローチに時間がかかり日帰りは困難になった。それだけに静かな遡行が期待できるだろう。
チームさわどん(*Θ_Θ*)/






スレッド表示 | 古いものから 前のトピック | 次のトピック | トップ
Copyright (c) 2007- 相模アルパインクラブ