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     丹沢徘徊倶楽部
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ゲスト
投稿日時: 2010-5-8 23:17
丹沢徘徊倶楽部
丹沢徘徊 谷から谷へ・・・
20100502神之川日陰沢橋(駐)金山谷〜檜洞沢下降、ユーシン沢出合い(幕)
20100503檜洞沢支流ザンザ洞二ノ沢遡行、同角ノ頭〜檜洞丸〜日陰沢橋(帰)。
  
5月2日06:40 日陰沢橋に車を泊め林道ゲートをくぐり歩き出す
朝日に当たる新緑の山やまの緑やピンクの淡淡がきれいだ。約1時間で広河原へ到着した。目の前は彦右エ門谷の堰堤群で、林道のカーブした所で、沢装備を整え広河原へ下った。
8:10 天気は快晴である。キラキラ輝く水流のゴーロを暫く歩くと沢幅が狭まりF1(7m)である。ちょっとビックリしてしまった。滝幅一杯にドウドウと流れ落ちているのである。暫し逡巡何処から突破するか?高巻く滝では無いので巻ルートは悪いと思うし、かといって初っぱなからシャワーかぁ。左壁ルンゼから取り付くしかなさそうだな。泊りで余計なものを背負っているから荷が重い。
    
8:40 確保ロープつけて空身で取付く、頭からバシャバシャバシャ、荷揚げはルンゼに荷が引っ掛かり失敗。井は確保で二回登り返ししてやっとクリア。全身びしょ濡れ、ロープはグッショリ、重さ倍増。(笑)なんてこった。さて滝上はすぐにF2だけれども泳ぐ釜は左壁の崩落で全て埋まってしまっていた。
  
9:40 蛭ヶ岳に突上げる仏谷を左に分け、本流は右俣だ。続く3mぐらいの小滝群は淵や釜を持っており魚がいそう。へつったりして楽しい。
F3(5m)を過ぎ、正面に高さ40m以上はある岩壁とルンゼが有り今にも崩落しそうだ。
    
10:45 沢は右に直角に曲がり奥にF4(9m)だ。とても登れそうに無いので左岸の痩せた尾根から巻く。滝をパスして沢床に降りる途中ピンクのミツバツツジがとても綺麗だな、写真を撮る。こんなことしているから時間がかかる。
      
12:00 大岩の二俣を右に分け源頭の様子になる。沢はルンゼ状になり小規模ながら階段状のナメもあるな。そして雪渓もまだ残っていた。そしてだんだんザレの崩壊地になって沢は終わる。稜線は目の前だが悪いクセで詰めすぎてしまった。
傾斜が強すぎて取り付けない、しょうがなく下降して左側へトラバース気味に尾根に逃げたところが源蔵尾根の破線ルートだった。痩せ尾根を登り詰めたら、
13:00 一般登山道の金山乗越しに飛び出した。ここは蛭ヶ岳と檜洞丸との鞍部で神之川乗越しがユーシン沢へ金山乗越が檜洞沢につながり玄倉流域に流れ込むのだ。渓相は全く違う、下流域は石英閃緑岩と花崗岩の白い美しい谷である。
  
13:20 下降開始、穏やかな傾斜の落ち葉の絨毯の鞍部を下る。しばらくして水流が出てきていくつかの支流を合わせ白い大石のゴーロ帯になる。
  
沢幅が広がり水量も多くなった。ゴーゴー初めてのナメ滝である。上部の魚止めの滝である。ユーシン沢と合わさった下部にも魚止めの滝がある。ここは下れないな〜右岸に腐ったシュリンゲがぶら下がってるが、時間も推してるので巻下りたい。左岸に高登ると薄い踏み後が続く。所々ザレている。昔は沢沿いに乗越まで登山道があったらしい、古いエアリアには破線ルートが書いてあるそうだ。沢中に大きな平な石がありケルンが積んである。右岸から沢が合わさり水量も多い。
15:00 ザンザ洞沢出合いである。明日は此処に入る予定だ。少し下ると釣師が一人魚を捌いている。左岸大地にはテントも張ってあり定着して釣歩いているのかな?トラブルは避けないと思いつつ、思いっきりの笑顔で「こんにちはーわぁ、たくさん釣れてますねぇ」同じ歳ぐらいの男性である「あんた、これ持って行くかい」?と捌いたばかりの岩魚3匹、塩にまぶしてビニール袋に入れてくれた。釣師から獲物を貰ったのは初めてだな。挨拶は大事だ。(笑)礼を言って分かれたら後からちょっと待ってて、とテントの方から燻製にした岩魚二匹新聞紙に包んでくれたよ。よっぽど沢山釣れたのか?都合5匹ゲット再三礼を言って分かれた。本日の酒の摘みは豪勢だ。さて幕場を探しながら下降を続けるが結局ユーシン出合い迄下ってしまい、16:00だ。もう時間切れだな。出合い左岸台地に昔の作業場らしき所があり其処に今夜の宿を決める。
  
ナメ滝の傍で音が少々うるさいがそのうち子守唄になるさ。まずは蒔きを集める。流木が多く紙みたいにスカスカで持ちが悪そうなので大量に集める。そしてブルーシートの天幕を張れば安心だ。火床の丸太を並べ小枝をガムテープ着火材にして点火すればパチパチとすぐに火がついた。極めて順調。物干しはロープ張って沢装備をぶら下げる。
17:10 基地が完成して乾杯だ。「しあわせだな」 夕飯は定番カレー 岩魚の燻製を作りながら焚火を囲み夜がふけていった。夜は冷えた、シュラフなんぞ持ってる分けないしあまりに寒く夜中に抜け出し薪をくべる。たちまちパチパチパチと薪が爆ぜる。暖かい、月明かりが山間から照らすヘッデンは要らないぐらい明るい。
5月3日
5:00 起床、寒い。焚火に薪をくべる。チョッと煽げばたちまちパチパチパチ
本日は休日だ。のんびり支度をする。先ずはスープで水分補給そして残りご飯の雑炊でその後残りのカレースープ(笑)で大満足。
7:30出発 朝は曇りで薄ら寒いので石小屋沢にしようかと少し日和ってたんだけど薄日が差してきた!やっぱし当初計画通りザンザ洞沢に行こう。井は間際の変更に「いったいどっちよぉ」と怒ってる。檜洞沢を改めて遡行すると巨岩とナメ滝と淵や釜がすばらしい。カメラが手放せない、そしたら今日はザンザでしょ、巻き道行くよと言われてしまった。
  

  
8:30 ザンザ洞沢出合いに到着した。ザンザ、ザンザと流れ落ちる水量の多い沢。よし行くぞ!小滝を越えればすぐに二俣、左が本谷で右が二ノ沢だ。本谷F1は取りつく気にもならないや。正面二ノ沢F1は下部は階段状とは言え外傾している。上部5mがノッペリしてて核心か、それにしてもザンザザンザと降り注ぐ。また初っぱなシャワー登攀かぁ・・・合羽を厳重に着込む。
    
9:00 一応写真を撮る(笑)そして取りつく、頭からバタバタバタ・・・と叩かれる。下部は階段状だが6mほど上がって支点見当たらず、落ちたらGFかぁ・・・一枚打つ。中段でクリップ上段にボルト支点あり自己ビレイして写真目線(笑)で上部核心だ。どこにもスタンス取れるらしきもの無いな、左クラックに足突っ込んでずり上がるか、首がヒコヒコ動く残置にそーと体重かけるか考えてる間もビシャビシャビシャと容赦無い、結局アブミシュリンゲでずり上がって本滝クリア。井を引き上げる。
     
続くF2はランニングが取れないとあったが、倒木とすでに残置してある腐ったシュリンゲで難なくクリア。しかしスッキリしない滝だ。
核心部突破に1時間費やす。
10:00巨岩帯に突入した。出来るだけ水流通しにと思うがなんせ巨岩だ。ルーファイ難しく単純にはいかないな。ややこしく空身で登って荷揚げやシュリンゲで引き上げなどありとあらゆる作戦で突破する、で、疲れてしまった。此処の突破に一時間かかる。
  
11:00こんどは急峻なナメ滝帯になりF10(7m)で正面にブナの巨木が立ち上がる滝をクリア、落ち口が悪くハーケン1枚打つ。
  
そして倒木が多くなり沢が荒れてくるともう滝もいいやという気分、多分F11かF12の7mぐらいの滝で巻きに入ったら一箇所だけ物凄く悪くあらら、直登する滝だったと分かってもすでに遅くクライムダウンもややこしく、まあ稜線も近いしとなりのルンゼへトラバースして悪いザレを小尾根に取り付く。30分も藪漕ぎすれば稜線だろうとタカをくくるが白ザレの悪い草つき木登りだった。
13:00 井がやばいよ、行き詰ったと言う、13:50 ポコンで正面左に一際高いピークがあるがコンパスを振る。山座同定、地形図と合わせると「同角の頭」だと分かる。10m程下って登り返すポコンが三つ四つある。地形図には表れないポコンだがザレてる痩せ尾根は気が抜けない。まるで大山三峰の岩峰群みたいだ。かろうじて尾根がつながっていて一安心だが人の気配の無い尾根は丹沢にも有るんだな。ヒヤヒヤドキドキしながら同角ノ頭山頂直下に飛び出したのは14:10頃 このど緊張の痩せ尾根突破に1時間強かかってしまう。体力も消耗した。本日核心だった。しかし二ノ沢の詰め上がりはザンザ洞ノ頭(P1353)では無く同角の頭(P1491)で有ることは間違い無い。納得いかずいろいろ調べてみたがやはり間違いの山行記録、遡行図が多い。地形図で確認しても明瞭だ。
14:30 同角ノ頭、精神的にはホットしたが少々バテタな。ここから尾根通しに檜洞丸経由神ノ川へ下るが道中は意外と長かった。
  
14:40発 同角山稜を登り檜洞丸 16:30 約倍の時間を費やす。(バイケイ草の群生が素晴らしかった)17:20 熊笹ノ峰 矢駄尾根下降、林道到着19:00足の親指爪また2枚死んだ。きつかったがよい山行であった。泊まりの沢は地元丹沢でも実践できる。地図を眺めながら次の計画を練ろう。
谷から谷へ尾根から尾根へ自由気ままに徘徊する。自分の理想の山行だ。
(*Θ_Θ*)/







































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